鉄人28号
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鉄人28号
ジャンル
SF漫画メカ
漫画:鉄人28号
作者横山光輝
出版社光文社
掲載誌少年
レーベルサンデーコミックス
原作完全版
潮漫画文庫
発表期間1956年7月号 - 1966年
巻数サンデーコミックス 全10巻
原作完全版 全24巻
潮漫画文庫 全18巻
その他現在は秋田書店潮出版社から発売
ドラマ:鉄人28号
監督まるねさんたろう
制作松崎プロダクション
放送局日本テレビ系列
放送期間1960年2月1日 - 1960年4月25日
話数13
テンプレート - ノート
鉄人28号モニュメント(神戸市長田区)

『鉄人28号』(てつじんにじゅうはちごう)は、横山光輝漫画作品および同作を原作としたラジオドラマ特撮テレビドラマテレビアニメ・特撮映画・劇場版アニメ・舞台演劇PlayStation 2テレビゲームの作品名、ならびに作品内に登場する架空のロボットの名称である。また、これらの作品中で使用された主題歌(アニメ化作品の主題歌は作詞・作曲:三木鶏郎)の曲名でもある。海外名はGigantor(ジャイガンター)。
ストーリー

太平洋戦争末期に大日本帝国陸軍が起死回生の秘密兵器として開発していた巨大ロボット「鉄人28号」。この鉄人が戦後に現れた。

鉄人を自由に操れる小型操縦器(リモコン)を巡って悪漢、犯罪組織にスパイ団までもが入り乱れる争奪戦に、主人公の少年探偵・金田正太郎も巻き込まれる。
概要と作品の背景

漫画連載と同時代の昭和30年代(1955年 - 1964年)の日本を舞台に、リモコンの保持者次第で善にも悪にもなるロボットを巡り、少年探偵と悪人たちの攻防を描く物語。リメイクを繰り返し、何度も映像化された人気作品である。『マジンガーZ』を初めとする多くの日本の巨大ロボットものに強い影響を与えている。本来は少年探偵ものであったが、鉄人編が好評を博したため、ロボットものへと方針が変更されたとされる。また、産経新聞記者として工業関係の取材経験のあった横山は、機械の開発・試作について「最初は大きくしかできず、それから小さくなる」と考え、手塚治虫の『鉄腕アトム』を意識して鉄人28号を大型ロボットにしたとも語っていた。

横山によると鉄人28号はフランケンシュタインB-29から着想を得た。当初、鉄人は「アメリカの憎きB29」から着想しただけあって「悪の権化」だった。そして悪の鉄人は溶鉱炉に落ちて死ぬという短期連載の予定だった。ところが連載第1回で掲載誌『少年』での読者アンケートにおいて上位になった。編集部からは長期連載が可能になるように鉄人を生き延びさせて正義の味方にするように指示された。さらに読者から「悪人をこらしめる鉄人の活躍がみたい」との要望が多く寄せられた。こうした意見に押されて[1]当初鉄人28号として登場していたロボットは実は鉄人27号だったということにされ、後に本物の鉄人28号が登場して正太郎少年の手に渡り「正義の味方」となった。

主人公、金田正太郎の名前のモデルは、元読売ジャイアンツ(連載開始当時は国鉄スワローズ)投手の金田正一。大塚署長の名前は、雑誌『少年』の発行元である光文社の隣にある大塚警察署文京区)に由来する。
歴史

1956年漫画『鉄人28号』が月刊誌『少年』で連載開始される。

1959年ラジオドラマ鉄人28号』がニッポン放送で放送される(放送メディアでの作品化はこれが最初)。

1960年:実写テレビドラマ『鉄人28号』(全13話)が日本テレビ系で放送される。スポンサーは日立製作所

1963年:テレビアニメ第1作『鉄人28号』(白黒アニメ)(全84話)がフジテレビ系で放送される。スポンサーは江崎グリコグリコ乳業

1966年:上記作品がニューヨークのテレビ局・WPIXから放送される。アメリカ版タイトルは「Gigantor(ジャイガンター)」。

1978年:ラジオドラマ『鉄人28号』がニッポン放送キリンラジオ劇場で放送される。

1980年10月:テレビアニメ第2作『鉄人28号』(全51話)が日本テレビ系で放送される。後年の映像ソフト化の際、『太陽の使者 鉄人28号』と改題。

1992年4月:テレビアニメ第3作『超電動ロボ 鉄人28号FX』(全47話)が日本テレビ系で放送される。

2004年:漫画『鉄人28号 皇帝の紋章』(原作:横山光輝、漫画:長谷川裕一)が『月刊マガジンZ』で連載。

2004年4月:テレビアニメ第4作『鉄人28号』(全26話)がテレビ東京系で放映される。

2005年3月:45年ぶりの実写での特撮映画鉄人28号』が松竹系にて公開(冨樫森監督)


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